ゾンビーバー
さよならゴールデンレトリーバー♪に絶望した。
オススメ度 ☆☆☆
2015年公開 77分
監督 ジョーダン・ルービン
出演者 レイチェル・メルヴィン コートニー・パーム レクシー・アトキンズ
あらすじ
トラックの積み荷から鹿をはねた衝撃で汚染廃棄物が落ち、ビーバーが住む湖を汚染してしまう。一方、湖近くの小屋でメアリー、ゾーイ、ジェンの3人が女子会を開いていた。そこへ彼氏や元彼の3人が現れ、乱痴気騒ぎに。そんな中、バスルームにビーバーが現われ撲殺するが、翌朝ビーバーの死体は消えていた。
感想
犬に対する厳しさに絶望します。
田舎に遊びに来た若い男女が惨劇に巻き込まれる、といういつものパターンですが、通常なら最後まで生き残りそうなメインヒロインっぽい金髪の子がゾンビーバーになってしまう展開にはちょっと驚きました。
男女カップルが致している音が丸聞こえだったりゲイだったりレズだったり、やりたい放題です。湖で切断された足首を見せた時はいたずらで驚かせようとしているのかと思いました。
最初と最後が伏線のようになっています。ついつい、「おい!」と叫んでしまうオチでした。エンドロール後にも少し映像があるので、最後まで見ましょう。
B級映画作るぞ!なノリが楽しい映画です。
サマー・シャーク・アタック
オススメ度 ☆☆
2016年公開 88分
監督 ミスティ・タリー
出演者 アリソン・アシュリー・アーム デイヴ・ディヴィス
トーマス・フランシス・マーフィ
あらすじ
ミズーリ州オザークの淡水湖に複数のサメが出現した。
サメは人を襲い、祖母を失った家族は対野生動物用に大量の武器を備えているジョーンズと共にサメに立ち向かっていく。
感想
カーティスー!(笑)
サメ映画の例にもれず突っ込みどころ満載。絶望ですね。どうして車があるのに、わざわざサメのいる川をボートで下ろうとするのか。
家族で一致団結しようとしているけど、まず父親を病院に連れていってあげたらどうでしょうか。勝手にやって来た妹の彼氏のカーティスの死にざまには笑いしかでてきません。いいキャラでした……。
ゴジラ
オススメ度 ☆☆☆☆
1954年公開 98分
監督 本多猪四郎
あらすじ
貨物船「栄光丸」がSOSを発信して消息を絶つ。現場に急行した船も消息不明になり、老漁師が海の怪物、呉爾羅(ゴジラ)の仕業であると言う。
古生物学者の山根博士と娘の恵美子、恋人の尾形たちは調査を開始する。
水爆を受けても生きているゴジラに対抗するため、芹澤博士が開発したオキシジェン・デストロイヤーを使わせてほしいと頼むのだが……。
感想
今は守護神のような印象があるゴジラですが、この映画ではひたすら脅威。
こんな怪獣が出てきたら絶望しかありません。
いよいよ最後、さようなら皆さん。
ゴジラに襲われた後は空襲の後のような悲惨さで、芹澤博士は新たな兵器を生み出すことになると悩みます。
怪獣映画というより、反戦映画だと思いました。
マーターズ
オススメ度 ☆☆
2008年公開 99分
監督 パスカル・ロジェ
出演者 モルジャーナ、アラウィ、ミレーヌ ジャンパノイ、カトリーヌ、ジャン
あらすじ
1970年初期のフランス。長時間拷問と虐待を受けて逃げ出した少女リュシーが
発見される。リュシーは同じ施設のアンナと仲良くなっていく。
15年後、リュシーは猟銃を手に虐待者たちの家へと向かっていた。普通の家族に見える
人々を復讐のため撃ち殺すリュシー。だがそれは地獄の始まりだった。
感想
女の子がひどい目に遭うのを見ても気分が悪くなるだけだったので、自分にそういう趣味はないんだという確認はできました。逆に暴力をふるってくる男に対して「今だ目潰しするんだ! 金的だ!」と主人公に反撃してほしくてたまりませんでした。
これもカルトの話になるのでしょうか。老害がお金を持つとろくなことをしない……死後の世界が気になるというのは分かります。分からないから怖くて、宗教などが生まれるのですから。でももし死後の世界があったら、こんなことをしていたマドモアゼルたちは地獄行きでは?
HOUSE(ハウス)
オススメ度 ☆☆
1977年公開 87分
監督 大林宣彦
あらすじ
お互いをあだ名で呼び合う7人の少女たちは夏休みにオシャレのおばちゃまの屋敷に行くことになる。ところが次々に少女たちは姿を消していき、怪奇現象に巻き込まれていく。
感想
特撮はすごくはなく、むしろ作り物だとすぐに分かるくらいのレベルですが、子供が観たらトラウマになりそうなグロさがあります。おばちゃまの口から目玉が見えるシーンや生首などは、その最たるものでしょう。
夕焼けや青空も作り物めいていて独特な世界観です。ホラーとしてはあまり怖くありません。
次々と少女たちが犠牲になっていく中、唐突に胸ポロリがあります。
これは必要なのでしょうか。
大林監督の性癖なのでしょうか。
性癖といえば、ミッドサマーのアリ・アスター監督の性癖ってどうなってるんだと言いたくなるくらい歪んでいるというか、ねじ曲がっているというか、作品というものはその人の素の部分が出るものなので、理解できない部分があるのは仕方ないのかもしれません。
ホラーというよりはなんだか不思議な世界、というような映画でした。
ミッドサマー
オススメ度 ☆☆
2019年公開 147分
監督 アリ・アスター
出演者 フローレンス・ピュー ジャック・レイナー ウィル・ポールター
あらすじ
大学生のダニーと恋人のクリスチャンは交換留学生のペレの故郷スウェーデンで行われる祭りに誘われる。90年ごとに夏至(ミッドサマー)に行われる祝祭が白夜の元で行われていく。
感想
地方には変わった風習があったりするので注意が必要、という映画です。
ホルグ村へ行くまでの話は長すぎでした。恋人のクリスチャンはよくこんな面倒くさい人とつきあっていられるなという印象でした。そのクリスチャンにしても友達のレポートを横取りしようとしたりするのですが、薬で逆レイプされたあげくのゆるキャラ化。
熊が檻に入っていたので、てっきり生きたまま誰か食われるのかと思っていたのに予想の斜め上をいきました。ゆるキャラ化した時は、えっこれホラーだよね? 笑わせようとしてないよね? と疑いました。
普段ゾンビ映画などを見慣れている人にとってはグロシーンは物足りないくらいです。食事に混ぜられたものなど、なんだか気持ち悪い、げんなりするというシーンはあります。
ホラーというよりはカルト映画でした。